ふーーぅ、危ないとこでした・・。完全に油断していました、反省です。種籾の一部が土の上に出てきたり、本来なら下に伸びてゆくべき根が上に向けて伸びています。これは「根上がり」(別名をタコ足とも言います)と言いまして苗づくりのよくある失敗の一つです。原因としては発芽時の水が多い事。自分としては毎年のことなので多くは入れてないつもりでしたが、上から被せているパオパオ(不織布のべたがけ資材)が水分を吸収してしまっていて、苗箱の上まで水に浸かっている状態をつくりだしてしまっていました。
5月5日の子供の日にお母さんが発見してくれて、急きょ水を抜いて支えを入れてパオパオを浮かせました。
発芽開始初期の早い段階で発見できましたので、大事に至らずに済みましたが、危ないところでした。昨年にコンクリートで育苗プールをつくって、底の高低がなく均一になっているので完全に安心しきっていました。籾の発芽というとても微妙な段階なのに・・。これは深く反省すべきこととして、自分を戒めたいと思います。
そして、さらに数日後・・
なんとか順調路線に戻ってくれたようです。ホッ・・
先輩方がいつも口癖のようにおっしゃる言葉
「農家は毎年一年生」
健康で丈夫な苗に育ってくれますように。
稲苗の根上がり | 早めに気づいてよかった
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[…] 籾をまいてから二週間たった苗姿です。ピンと上を向いて、とってもいい苗に成長中。いまのところほぼ完ぺきといえます。一時は水分が多すぎて根上がりを起こして危機に面しましたが、よくぞ復活してくれたと胸を撫でおろしております。 植物のチカラってほんとに偉大ですね。肥料を一切与えず水道水しか与えてなくても、自分で光合成をしてこんなに元気に成長してくれます。やれ肥料だの、薬だのって人間が余計なことをして難しくしているのが現在の農業なのかも知れませんね。水と光と土からほんの少しの養分があれば、その植物なりに健全に育つものなのでしょうね。 移植(田植え)まであと約一ヶ月、我が家では水道水だけで育ててゆきます。 […]