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一回目の代かき・馬鍬

代かき 馬鍬1回目
暖地である大和平野もようやく田んぼに水が入る時期となりました6月8日より一回目の代掻きを行いました。4月末に一度だけ荒起こしをしただけの我が家の田んぼ。また雑草たちが伸びてきていますが、この雑草たちをトラクターで泥の中へと練り込みます。

代かき 馬鍬1回目
お隣の田んぼでは早くも田植えが始まってます。遅いスタートの我が家ですが、これも無農薬で稲作を乗り切るための計画(作戦)のうちです。

代かき 馬鍬1回目
一度目の代かきの目的は1土の塊を細かくする事、2田んぼの高低差を無くし平らにする事、3雑草や昨年の稲藁を土の中に練り込む事。トラクターの速度もロータリーの回転速度もゆっくり、ゆっくりスローで時間をかけます。

代かき 馬鍬1回目
少し水が多すぎた感はありますが、とりあえず一回目の代かきが終了。おおよそ一週間後に二回目の代かきを行う予定です。

二回目の代かき・馬鍬

二回目の代かき・馬鍬
一回目の代かきから約一週間。雑草がふたたびポツポツと頭を上げてきました。

二回目の代かき・馬鍬
復活してきた雑草を練り込むようにロータリーをスローペースで二度目の代かきを行います。

二回目の代かき・馬鍬
田面をできるだけ鏡の様に美しく仕上げたら完了。これからいよいよ移植(田植え)を開始します。

苗の移植(田植え)

苗の移植(田植え)
二度目の代掻きから数日経った6月17日と18日の二日間で田植えを行いました。田植え機は今年もヤンマーPe-1ですが、トラブル無く活躍してくれました。最新の田植え機と比較して遥かに植え付けスピードは遅いですが、そこさえ我慢すれば使いやすくて良い機械です。

苗の移植(田植え)
植え付け感覚は今年も疎植。への字稲作ならではの株間を広く開けた植え付け間隔です。

苗の移植(田植え)
ぎゅうぎゅう詰めの苗箱から広い田んぼへ移ったので、自分には苗たちも喜んでいるように見えます。周りの田んぼは田植え前に肥料を与えてますが、我が家では無肥料での出発です。ゆっくり時間をかけて太く逞しく育ってくれますように。

田植え10日後の様子

田植え10日後の様子
少し色も出てきましたので無事に活着してくれたようです。

田植え10日後の様子
昨年までより数は少ないもののポツポツとヒエの姿が・・。近いうちに除草に入らねばなりませんね。

田植え10日後の様子
お隣の田んぼは肥料の効果でどんどん大きくなってきています。我が家は「への字」なので、とにかくゆっくりゆっくり、ペースも稲まかせの稲作です。

田植え20日後、お隣さんとは圧倒的な差

田植え20日後、お隣さんとは圧倒的な差
左側がお隣さん、初期のチッソが効いてグングン成長中。同時期に植えた同じ品種とは思えないほどの差がついてきました。もうかなり前のことですが、井原先生の本を読んで、初めて「への字稲作」に挑戦した頃は、田植え後から日を追うごとに開くお隣さんとの差を見ながら不安になったものです。青々と茂ってゆく周りの田んぼの中にポツンと貧相な我が家の田んぼ。本当にこれでお米が収穫できるのか不安で不安で毎日田んぼへ通ったものです。もちろん秋には素晴らしくキレイなお米が収穫できた訳ですが・・

への字栽培で初めて収穫したお米の美味しさ。今まで味わったことないほど美味しいご飯に感動したのを思い出します。

お母さんと雑草取り

お母さんと雑草取り
この作業さえ無かったら稲作もかなり楽になるのですが・・  やっぱり今年も始まりました雑草とり。今のところ例年に比べ暑さはマシなので体力的にも助かりました。広い田んぼを一人で何か所も回るのは精神的にもきついので、お母さんも手伝ってくれて二人で頑張ります。

お母さんと雑草取り
主な敵はコイツ、憎っくきヒエです。苗に混じってこんな感じで生えています。

お母さんと雑草取り
本日取ったのはこんな感じで軽トラ一台の半分くらい。例年と比較して半分くらいです。これで安心していられないのが雑草の怖さで、気を許すと次から次へと発芽して、瞬く間に田んぼ全体へと広がってしまいます。稲作はまだ始まったばかり、秋の収穫に向け頑張ります。

夏本番、一気に成長が進みました

夏本番、一気に成長が進みました
7月24日、ようやく近畿地方にも梅雨明けが発表されました。出穂40日前頃からグングン成長して、太さ・株数ではお隣の稲を追い越すほどになってきました。

夏本番、一気に成長が進みました
稲姿のほうも疎植への字稲作ならではのいわゆる「ゴリラのガッツポーズ」姿となってくれてひと安心。この姿なら株元まで光も届く、風も通るで病気とは無縁なはず。この姿形こそが最後まで無農薬を実現してくれる訳なんです。

中干し

中干し
夏の土用が始まって、中干しを開始しました。このあたりでは土用に田んぼを干すので別名「土用干し」と言います。次の水は8月7日と決まってますのでそれまで水を入れることは出来ません。

中干し
あまり干し過ぎると水根が畑根に変わってしまうので、毎日のカンカン照りは避けたいのですが、今年はどうでしょうか?理想は表面にうっすらとヒビが入る程度なのですが、さてさて・・・

中干し後半

中干し後半
中干しも後半になる8月5日の状態です。もう少し夕立もあったりで雨水を期待したのですが、期待に反してまったく雨は降らず、連日の灼熱地獄。少し乾き過ぎた感が心配です。早く7日になって水を入れてあげたいです。

中干し終了

中干し終了
酷暑が続く8月8日、中干しが終わってようやく水を入れることができました。ひび割れの入った田んぼに水を入れると何故か稲たちも喜んでいるように見えてくるから不思議です。

ジャンボタニシが除草してくれている

ジャンボタニシ除草
暑さMAXになってくるこの季節、例年だと次から次へと発芽してくる雑草たちにヘロヘロに疲弊しながら草取りに勤しむ時期なのですが今年はことのほかキレイな状態を維持しています。で、水の入った田んぼをよくよく見てみると沢山のジャンボタニシたちが動き回って発芽したての小さな雑草を食べてくれているようです。正式名はスクミリンゴガイと言って元々は食用として台湾から輸入されたのだとか。田んぼに生息してイネを食害することもあることなどから「要注意外来生物」となっているのだそうです。まわりの農家さん達は駆除に躍起になって薬を撒いたりしているようですが、我が家は現在のところ害はなく除草もやってくれるので、できれば上手く付き合っていければなと思っていますが、この先のことはわかりません。本当にイネの食害が目立ってくれば何かしらの対策を考えないといけないし・・で、しばらく様子見としています。

出穂しました

出穂しました
8月29日(木)、周辺の田んぼと比較して遅れること約一週間。我が家の稲たちも立派な穂を出してくれました。

出穂しました
イネにとってのお産でもある出穂を頑張ってくれた稲たちを眺めていると、「よう頑張ったな!」とより一層愛おしい気持ちがこみ上げてきます。これから約一月半ほどかけて籾の登熟が進んでゆきますが、気がかりなのは台風です。どうか大きな強い台風が来ませんように・・。

9月15日 登熟が進んできました

9月15日 登熟が進んできました
9月15日(日)、田んぼの周辺とあぜ道に雑草が目立ってきたので草刈りを行いました。8月末に出た穂も順調に登熟が進んでいるようです。稲においては穂が出て白い花が咲いてから約40~50日間が登熟期となります。 稲は光合成によって澱粉をつくり、それを胚乳に溜めて稲の種子である籾を充実させていきます。

9月30日 収穫まで残り二週間

9月30日 収穫まで残り二週間
9月の最終日、明日から10月でいよいよあと二週間で稲刈りとなります。登熟も進んでおり、イイ感じで色付いてきています。もう病気や害虫の心配もなさそうだし、あとは台風の心配だけです。

10月6日 収穫まで残り一週間

令和元年のへの字稲作
稲刈り一週間前のお隣との比較。初期の寂しい田んぼから逆転し、立派に育ってくれました。量は最初から目指してませんのでさておき美しさでは断然勝っているように見えます。余計な手を加えず稲本来の美しさを保ってくれていると思います。

令和元年のへの字稲作
台風が来ないことを願っていたのですが、台風19号が発達しながら接近中との事。この台風は避けられそうになくとても心配ですが、こればっかしは自然のことなのでどうなる事でしょう。

稲刈り

予報を見る限りやばい雰囲気。
令和元年のへの字稲作
当初より若干それつつあるものの、やっぱり心配になってきました。

令和元年のへの字稲作
10月11日(金)、本当はもう少し先から始めたかったのですが、色々スケジュールを組み替えてお母さんと二人で前倒しで刈り始めました。

令和元年のへの字稲作
台風の進路から見て今回は北~西の風と予想し、風裏になる田んぼは後回しで、風の直撃を受けそうな田んぼから優先して暗くなるまで食事も休憩も取らずに刈り続けました。

令和元年のへの字稲作
今回もこのチビコンバインが活躍してくれました。クボタのER213 ラクティです。小さくて力も弱く、足も遅いのですが小回りが利くので端っこを手で刈る必要が無く、中割りも自由自在でなかなかできるヤツなんです。おかげでほぼ予定通り風の直撃を受けそうな田んぼはすべて刈り取ることができました。ホッ

籾の乾燥

籾の乾燥
田んぼから持ち帰った籾はすぐに乾燥機へ。水分は21パーセントで意外とよく乾いてました。我が家ではこの乾燥を3泊4日くらいかけて少しづつ、少しづつ乾燥させてゆきます。自分はこのゆっくり乾燥を「ぜいたく乾燥」と呼んで味を良くする大きなポイントだと信じております。

うす引きと袋詰め

令和元年のへの字稲作
ぜいたく乾燥が終わった籾は籾摺り機に投入し、もみ殻を取り除いてゆきます。こうしてやがて玄米の誕生となります。出来上がった玄米は30Kgづつ計量し、専用の紙袋に詰めてゆきます。

再び稲刈り

令和元年のへの字稲作
再度また残りの田んぼへ稲刈りに出かけます。このように稲刈り→乾燥→臼引き・袋詰め→稲刈りを何度も繰り返します。秋の収穫はとにかく工程が多く、時間も手間もかかるので大変です。でも美しく、おいしいお米のための最後の工程ですから大切です。手は抜けません。




今後も都度更新してまいります。

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